ISTC(国際科学技術センター)について

 

 

 

 国際科学技術センター(International Science and Technology CenterISTC)は、1994年(平成6年)3月に政府間協定に基づく国際機関として活動を開始しました。 センターの目的は、旧ソ連邦諸国の軍事関係研究者に平和目的の研究に従事する機会を提供し、旧ソ連邦諸国の市場経済への移行を支援すること等にあります。加盟国は、現在、資金拠出側として、日本、米国、EU、カナダ、韓国、ノルウェー、一方の研究実施側としては、ロシア、アルメニア、ベラルーシ、グルジア、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタンとなっています。

 これまでに、約2250件、総額約7億ドルのプロジェクトが予算化され、のべ6万人以上のロシア/CIS諸国の研究者が、資金拠出国の政府、民間企業等からの研究資金に基づく研究活動に従事してきております。我が国では、外務省、文部科学省、経済産業省が中心となってISTCの活動に参加しており、下記パートナー制度も含め総額約6千万ドルのプロジェクト資金拠出を行っています。

 ISTCの本部はモスクワにあり、職員数は約220名、日本からは2名の職員が派遣されております。日本人以外では3名のロシア人スタッフが日本語を解し、日本のパートナーの皆様とのコミュニケーションを進めております。

 

企業(政府関係機関等を含む)としての参加メリット ―パートナー制度―

 

 今回のようなワークショップを年3−5回の頻度で日本で開催してきており、ワークショップに参加頂くことにより、旧ソ連邦諸国の先端的な科学技術に直接触れて頂くことが出来ます。

 

 また、民間企業の皆様方などにISTCの活動に直接参加して頂ける制度としてパートナー制度を設けております。パートナーに登録された企業(政府関係機関や大学等の機関を含む)の皆様方には、ご依頼に応じ、ISTCのスタッフが貴研究ニーズにマッチしたロシア等研究機関、研究者の調査をさせて頂きますとともに、ご希望に叶えば実際の研究委託を、ISTCのシステムを利用してリスクなく行って頂くことが可能となります。

 既に多くの機関がパートナーに登録され(各国計250機関)、我が国からも民間企業を中心に60の機関にパートナーとなって頂いております。パートナー登録には手続きに1−2ヶ月を要しますが、登録料や年会費などは一切要しません(詳しくはISTCのホームページを御覧頂くか、下記ISTCスタッフに日本語メールで照会下さい)。 www.istc.ru 

          佐藤:sato@istc.ru  リーマン:liman@istc.ru